Q.
深部温モニタリングは食道温か直腸温のどちらがよいか
A.
直腸温と食道温のどちらでもよい。直腸温プローブは,肛門から3-5cmの挿入が必要であるが、排便や体動でプローブが抜けたり,浅くなっても,挿入部がおむつで隠れているので,気付かれにくく、深部温を過小評価することがある。しっかりとマーキング・固定をし,大きな体温の動きがあったときや,おむつチェックの折には,挿入長を確認する必要がある.食道温は鼻孔から胸骨下縁(剣状突起)の距離-2cm程度を目安にする。この際も張り替えの際など事故抜去や不適切な挿入長によって,誤った深部温が表示される可能性があり、必ずレントゲンで先端位置の確認が必要である。