低体温療法を行おうとする施設は、以下の要件を満たすことが望ましい。
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診療報酬点数上で新生児集中治療室(Neonatal Intensive Care Unit; NICU)加算の認められた病床を有すること。
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72時間の冷却中と復温が完了するまでは、可能な限り高い看護体制(1:1~1:2)を敷くことができること。
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新生児のMRI撮影が可能なこと。
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NICU内で脳波検査、aEEGなどの脳機能モニターを施行できること。
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脳波の判読に習熟した新生児科医、小児神経科医、さらに新生児の頭部MRIの読影に慣れた神経放射線科医がいること。
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胎盤や脳組織の病理検査、死亡症例の病理解剖ができること。
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多分野の専門家と相談しながら長期フォローアップする能力のあること。